最近の読書

春の東京上野ラインは激混みで、通勤電車内は読書にふさわしくない環境になっています。

という訳で、私の貴重な読書タイムである通勤時間に本が読めない!(背が低いので)常に人に埋もれていなくちゃいけないのがストレス! 

そんな中でもめげずに最近読んだのはこの二冊。 

お勝手太平記

お勝手太平記

 

 基本的に今生きている作家の本は読まない私ですが、金井美恵子は特別です。去年発行されていたとは知らず、慌てて本屋へ駆けつけました。『快適生活研究』に登場した、長い長い手紙を書くのが好きな老嬢・アキコさんが登場して、相変わらず面白い。読書の愉しさ・本を読んでいる時間の豊かさを感じさせてくれるのが金井作品の好きなところ。 

コーヒーと恋愛 (ちくま文庫)

コーヒーと恋愛 (ちくま文庫)

 

 以前から読んでみたかった獅子文六。古本屋で探さないと見つからなかったから、私のような無精者には読めない作家だと思っていたけれど、今はいろいろ復刊されているんですね。昭和30年代の東京を舞台にした、軽いユーモアにあふれた恋愛小説、なんだかとってもモダンです。ヒロインを勝手に森光子のイメージで読んでいたら、実際に森光子で映画化されていたのね!(「可否道」より なんじゃもんじゃ というタイトル)