キングスマン

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今年は殆ど映画館に行ってなくて、10月後半にして今年四本目の映画。そのうち一本は名画座なので、新作は息子と一緒に観た『トッキュウジャーVSキョウリュウジャー』のあとにエイミー・アダムスクリストフ・ヴァルツの『ビッグ・アイズ』を一月末に観たきり! 幼児育児中の身としては、なかなか映画館に行けないものですね…(というか、あまり観たいと思う映画もなかった)。
『キングスマン』はなんとなく気になる…と思っていて、今月はじめにおひとりさま休日があったときに、これか『ピエロがお前を嘲笑う』を観ようかな~と思っていたのだけど、結局出掛ける気分になれず行かなかったのです。だけど、やっぱり気になる…と上映スケジュール見てみたら、なんとこの日は上映最終日! これは行くしかない!と思い、行ってきました。さいっこうでした。観に行って良かったー!
ロンドンの高級テイラーの裏の顔は、実はどの国にも属さないスパイ組織という設定も、傘や時計や万年筆などのクラシックな英国紳士アイテムが近未来なスパイ道具であることも、キレキレのアクションも、残虐なシーンでかかる明るいBGMも、コリン・ファースも素敵で良かったけれど、キングスマンの新たな一員としてスカウトされた不遇な境遇の青年が厳しい訓練を経て人間的にも成長し、紳士へとなっていく姿に私は涙腺崩壊。いえ、泣くような映画ではないと思うのですが、もともと私、若者の成長譚とか古典的なビルドゥングスロマンに弱いんです。その上、男児の母となったこともあり、エドガーが他人の子とは思えない…。母親目線で映画を観たなんてはじめてです。笑
マナーが人を作る、なんて本当に名言です。階級がある国だから差別も当然あるけれど、本人の強い意思と努力で紳士になれる。そしてそういう若者を見出だし、手助けする大人がいるという成熟した社会。私はフランスかぶれなのでイギリスに興味なかったけれど、英国紳士って世界一素敵! 息子もせっかく男子として生を受けたのだから紳士におなり。まずはトラッドに身を包むことからよっ! …って、脱線しました。とにかくキングスマンの世界にすっかり夢中になりました。

私、コリン・ファースが結構好きなんです。その昔ドラマ『高慢と偏見』を観て、ときめいたクチです(もともと小説が好きだったので観てみたのですが、私のイメージにぴったり!)。

高慢と偏見 [DVD]

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 今回もキメキメの英国紳士スタイルと激しいアクションシーンが素敵でしたが、まさか途中であっさりと…。ううう。
『キングスマン』は続編が決定されたそうで、それもとても楽しみだけれど、コリンも出てほしいな~…と思っています。せめて回想シーンでも…いえいえ、欲を言えば新しいシーンも…。

kingsman-movie.jp