クリムゾン・ピーク
今年はじめての映画はゴシックホラー。といっても、恐ろしいおとぎ話という趣きでホラー要素は少なめ、ゴシックロマンといった方がふさわしいのかな。
ガラスの仮面で亜弓さんが演じた『吸血鬼カーミラ』好きとして思わず連想してしまった少女時代の幽霊のエピソード、ロマンチックなドレス、華やかな社交界、舞台がアメリカからイングランドに移ると雰囲気は一転して、赤と暗闇、屋敷の中に降りしきる粉雪と舞う蛾、朽ち続けるお屋敷、美しい調度品、新大陸であるアメリカに対してヨーロッパの何百年続く名家に漂う死者の気配、でもそれだけではない禍々しい秘密が隠されていることを匂わせるダークな世界へ。ゴシックロマンにときめく乙女心とゾクゾクする恐怖心のせめぎあい、ドキドキしながら観賞しました。
ヒロインは小説家志望のお嬢様・ミアちゃん。時折かける眼鏡が可愛いです。ポスターにもなっている、ふわふわの金髪に白いネグリジェ姿は妖精みたい。でも、他のドレス姿も素敵でした。
↑ ベルトのバックルが可愛すぎる!
まるで絵画から抜け出してきたよう。こういうコスチューム劇が似合うのですね。
欲を言えば、幽霊にもっと情緒が欲しかった…。あと、強いヒロインは好きだけど、ラストはちょっとどうかな…と思ってしまいました。逞しすぎるよ!
映画のあとはかねてより憧れだったみはしのお雑煮を。
そのあとはこの季節のお楽しみ、苺のあんみつも頂きました。
私の胃袋の方がホラーです♡