ふと思う。

*デリケートなことを含む内容なので、不快に思う方がいらしたらすみません。

息子を産んでから時々思うこと。

私は妊娠期間中を通してつわりが殆どなく(安定期まで夕方になると何となくムカムカすることはあったけれど、結局嘔吐したこともなかった)、食事できないとか、気分が滅入るとか、そういうことも一切ない、どちらかというとお花畑妊婦でした。周囲の友人知人もつわりが酷い人があまりいなかったので、お米の炊ける匂いをかいだだけでダメ、口を押さえてWCに駆け込む等という話はフィクションの世界のことだと思っていたのです。でも、SNSやブログを拝見すると、酷いつわりに苦しんでいる人がとても多い。どちらかというと、つわりのない妊婦さんの方が少ないようです。
つわりの程度が一人目と二人目で必ずしも同じとは限らないとは聞くけれど、もしかすると私の身体は妊娠が合っていたのかな…と思うときがあります。息子を出産するまで私は子どもに全く興味がなくて、友人の子を見て可愛いなーと思う程度、自分には母性本能もないと思っていたし、子どもが欲しいとは考えもしませんでした。ところがいざ産んでみると、子どものなんて可愛いこと。毎日一緒にいて育てていれば可愛いだけでは済まされず大変なことも沢山あるけれど、いとおしい、大切なわが子です。こんなに可愛いのなら、せめてもうひとりくらい子どもが欲しい。妊娠中の辛い体験がないので*1、私は簡単にそう考えました。私の身体は妊娠に向いていそう(向く、って表現は何だか変ですね…)だし、息子ひとりっこというのも可哀想だし、きょうだいがいたら…とまで思って、ためらいました。私、40歳を過ぎている。自分の年齢を考えると次の妊娠に踏み切れません。

40歳を過ぎて二人目を産んだ友人もいます。「二人目なんだし、大丈夫だよ、ただし身体はキツいけど」と言うけれど、年齢がいくほど健常な子どもが産まれる可能性は低くなる。子どもが大人になるまで両親である私と夫が健康で長生きしていればいいけれど、もしそうでなかった場合(夫は今のところ元気だけど高血圧エトセトラで健康指導を受けています)、子どもに辛い思いをさせてしまうのではないか…等々。

また、私はひとりっこですが夫には姉がいます。でも独身です。息子には従兄弟がいません。だから余計に息子ひとりだと可哀想な気がするのです。でも出産するには私の年齢が…。

こんなことで躓くなら、もっと若い頃に産んでおけば良かったと、ふとしたときに何度も思います。まあ、実際、20~30代前半の頃は買い物や自分の好きなことに時間を費やして、仕事にも目覚めて周囲にも認められてキャリアを伸ばせたし(復職のときにすべて手放しましたが…*2)、それはそれで楽しく充実していたので、子どもを産もうという気持ちは起こらなかったのですが、当時の私に伝える術があるのなら、今の私の心境を教えてあげたい気持ちでいっぱいです。

子どもが欲しくても授からない方や妊娠中の症状の酷い方、欲しくても年齢や経済的な事情で諦める方、あえて子どもを持たない方もいるでしょう。妊娠にまつわるあれこれは人それぞれ。古今東西の女性たちはみんな自分の妊娠についていろいろなことを考えて、生きてきた・生きていくのだろうと思います。考えて考えて一度は答えを出したことでも何度も同じ自問自答を繰り返しながら。私もそのひとりです。

おまけ

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念願のフルーツパフェ、遂に食べました!しかも、ちょう久しぶりなフクナガさんです。
季節のパフェで苺が始まっていて、それもとても魅力的で惹かれたのだけど、今年こそ全パフェ制覇を狙っているので、フルーツパフェを選びました。新鮮な果実がおいしかったです。
ちなみに、パフェの前にはこれまた久しぶりにアボカドトースト食べました。

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この食べっぷり、息子を追いかけている私を見た母が「動いているのに痩せないね~」と言う筈ですよね。ウフフ♡

*1:辛かったのは陣痛~出産~産後1ヶ月くらいの間だけでした。出産直前は切迫早産になりそうだからと安静指示が出たことはあったけれど、妊娠期間中の大部分は平穏に過ごせました。

*2:管理職は時短NGですと…。