さらば あぶない刑事

先日観た映画。

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私の周囲で話題にする人はいなかったけれど、密かにずっとずっと楽しみにしていた映画です。だって、あぶない刑事ですよ! リアルタイムでドラマを見た記憶はないのだけど、中学生の頃、夕方の再放送でよく見ていました。そして横浜で生まれ育った私、少女時代は横浜といえば横浜駅周辺ではなく石川町~関内(あの当時の桜木町は何もなかったので)を指し、元町や中華街や伊勢佐木町馬車道に遊びに行っていました。それはまんまと“あぶ刑事”ワールドなのです。大人になっても、山手あたりに住むハイソなマダムが若いときは信濃屋で舶来品の生地を使って洋服をオーダーしていたという話を聞いたときは、ああ薫さんもオーダーしていた店ね…と内心思ったりしていました。なので、あぶ刑事という作品がどうこうというより、多感な時期に染みついたものがあるので、好き嫌いも超越して、もう観なければならない宿命を感じるのです!

って大袈裟ですが、映画館はほぼ満席、客層は高め、恐らく私と同世代が多いと思われます(もっと上も沢山いた。これはタカ&ユージの同世代かな)。私も口に出さなかったけれど、絶対みんなだって心の中では公開をワクワク楽しみにしていた筈だよ!

とはいえ、最初のTV放映からもう30年も経つのですって。ドラマが終了したあと何度か映画化されたことは知っていたけれど(それは観ていなかった…。上でさんざん熱く語ったくせに矛盾してますね、すみません)、今作があぶ刑事最後なのだとか。タカとユージはもう定年! ひー、そんなに時が流れたのですね。久々に見た登場人物たちは確かに年齢を重ねていたけれど、みんな相変わらずで変わっていない! 30年って確かに長い月日だけれど、案外あっという間なのかも…。

オープニングの横浜の夜景からもう嬉しくなっちゃったし、タカ&ユージの破天荒ぶりと派手なアクション、上司になったけど相変わらず気弱な仲村トオルに派手な薫さんと更に派手な木の実ナナ(役名と役者名がごちゃ混ぜ)は楽しいし、ストーリーはハラハラドキドキするし、敵役の吉川晃司はかっこいいし、柴田恭兵の「いくぜ!」とか掛け声の入る挿入歌もあったし、エンディングの映像も舘ひろしの歌声も懐かしいし、楽しい二時間でした。

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